まだ歩いています。

榎木さんのこと

榎木淳弥さんが好きだ。

ファン歴は1年半くらいでまだ浅いが心のままにただ書きたい。なんか大体自分のことになった😂

私が榎木さんを知ったのは、ゲーム「縁がわ男子とけものたん」だ。ゲームを始めたきっかけはとても単純で、友人と通話している時に「これやりなよ。縁側にいる男子好きじゃん?」とSwitch版を教えてもらったことだった。キャラは今まで好きになってきたタイプと全然違うけど、ダウンロードは無料かぁ、やってみるかぁ。そんな軽い気持ちで始めた。(縁側にいる男子好きじゃん?というのは、縁側でいつも猫と昼寝していそうな推しキャラが数人いるから…😂)

 

この縁がわ男子とけものたん(えんだん)に出てくるキャラクター、陽太郎。陽太郎のCVは榎木淳弥さん。それが私が榎木さんを榎木さんとして認識した瞬間だった。けれど実は以前から姿はめちゃくちゃ見ていた。SideMにどハマりしていた友人の布教でライブDVDの鑑賞会を自宅でよくしていて、榎木さん演じる舞田類が所属するユニットS.E.Mの曲は皆でカラオケで歌ったり踊ったりしていた。ただその頃はSideMのキャラも演じている声優さんも全く覚えられていなかったので、あとから「え!?あれが榎木さんだったんだ?」となった。今はキャラも声優さんも大体わかるしSideM楽しい。ありがとう。すごい。

 

榎木さんを認識したえんだんというゲームについては語ることが多すぎるのでまた改めて書きたいが、穏やかで優しい世界のキャラクターに榎木さんと潘めぐみさんのボイスがとてもハマっているあたたかい作品だ。本当に榎木さんを好きな人皆にやって欲しい。おはよう、おやすみ、お疲れ様と優しく言ってもらえます。たまによしよしもしてくれる。すごい。

 

えんだんの課金コンテンツの「お祝いの花束の贈り物」をした時のこと。花束を受け取った陽太郎が優しい声で「綺麗だな…」と言ったその瞬間。めちゃくちゃびっくりした。ゲームの陽太郎は花束を持ってはいないのに、その手元に花束が見えた。私が陽太郎に花束を渡した、という感触もあったしなんなら香りも感じた😂とにかく見えた、綺麗なお花とそれを愛おしそうに見つめて呟いた陽太郎が。すごかった。今も忘れられない。柔らかく立体感のあるその一言で私は榎木さんに落っこちたのだと思う。

 

「榎木さんって、どんな人なんだろう…。」作品を見て、キャラを好きになって、アニメや舞台をチェックしてそのキャラを演じている中の人を好きになる。それは自分としては過去に何度かあったことなのだが、この数年は同じ人を追い続けるか、気になるなぁという声優さんがいてもキャラソンを聞く、までだった。それ以上に深く知ろうとしたのは中学生の時に森久保祥太郎さんを推して以来。めちゃくちゃ久しぶりだった。森久保さんはファンクラブに入っていた。今も大好きである。

 

まずは榎木さんが歌っているキャラソンを聞いた。気になる声優さんがいる時はとりあえず歌を聞く。色んな声のトーンを確認できるから。そしてこれはまずいと思った。一回聞いたら止まらなくなってしまった。声が癒しすぎて。その頃は正直声優沼に足を踏み入れるのがとても怖かったので、好きになるのを争っていた。毎日のようにTwitterでは「待って、榎木さんが好きかもしれない、こんなことになるなんて」と呟いていた。金銭的に推しを増やすことにも躊躇っていた。でも追い討ちをかけるように友人が再びSideMのライブDVD鑑賞会を持ちかけてきた。これには今はとても感謝しています。ライブのDVDには歌って踊る榎木さんがいた。演技から声を好きになり、姿もドストライクだった。前に見たことがあるDVDなのに、榎木さんを榎木さんとして見たらもうとんでもなかった。全てが好きでしかない。さらにSideMでの榎木さんはあまりにも「おもしれー男」だった。いつのライブでも挨拶が面白くてなんかちょっと様子がおかしい人だな!?(すみません)と感じて、そういう人が本当に好きなので後戻りできなくなった。SideM以外でも少し様子のおかしさはあった(すみません)けど常に自分より周りの人の話を引き出しているという印象で、人となりを知れば知るほど好きになった。面白いのにミステリアスで、でも実はすごくストイックで、咀嚼に時間がかかる人だなと思ってそこもたまらなかった。

榎木さんの出演している色々な作品を探し始めて、最初に「カク云ウボクモ」という森山直太朗さんの楽曲のボイスコミックに辿り着いた。

森山直太朗「カク云ウボクモ」ボイスコミック CV:榎木淳弥 CV:古賀葵 - YouTube

めちゃくちゃ泣いた。曲も動画も素敵だけど、とにかく榎木さんが喋るたびに泣いた。自分どうした???混乱してちょっと笑った😂何がどんなふうにどう胸に刺さって、というのはうまく説明できない。ただダイレクトにきた。びっくりするほど自分は榎木さんがツボなんだと思った。

好きになってしまったということを認め、ゆっくりとアニメの消化を始めた頃、朗読劇に出演するというお知らせがあった。声優の三木眞一郎さんと演出家の倉本朋幸による「みきくらのかい」というユニットの朗読だ。3月に榎木さんを知り、朗読劇は6月。まだ……まだ生で榎木さんを見るのは早いのではないか!?ギリギリまで悩んだ。でも推しは推せる時に!昼と夜の2公演チケットをとった。三木さんと榎木さん2人だけの朗読劇「神遊」。劇の予定時間は2時間越え。そんなの初めて。すごいな!?開始20分で泣いた。びっくりした。そのあとは10分おきに泣いていた。神遊は大好きすぎて今語り尽くせない。機会があったら書きたい。もう何度も書いてるけど😂劇では三木さんと榎木さんが演じる様々なキャラが、頭の中でしっかり姿を作って、歩いたり泣いたり笑っていた。過去にも朗読劇に行ったことはあったが、こんなにはっきり見えたのは初めてだった。本当に感動した。舞台上で涙を流しながら朗読する榎木さんを見て、もっと榎木さんのお芝居を浴びたい…!見たい…!!と強く思った。本当に行って良かった。

 

それから約1年半。配信やラジオや見たい過去アニメを書き出して、常にチェックリストは50くらい。消化しては新しい作品が追加になるので全然減らない😂びっくりしつつもそれが楽しくて仕方ない。無理をせずに推し活できている自分が嬉しい。原作が好きな作品しかアニメは見てこなかった私がめちゃくちゃアニメを見るようになった。途切れることなく出演している榎木さんに本当に驚き・感謝しながら作品を楽しめている。人生でこんなにアニメを見ているのは初めて。聴覚過敏や感覚同調がひどく、テレビは数年前から見ることができなくなっていたがアニメは見られることにも気がつけてありがたかった。

世の中には本当に沢山の映像作品がある。きっかけがなければ出会えない。榎木さんをきっかけにそれを知ることができて幸せだと思う。特に呪術廻戦はやはり外せない。こんなに有名なのに私は通っていなかった。二期を楽しんでいるが、本当に今の時代に生まれて良かったと思うほどアニメーションが神がかっている。信じられない。真っ白な状態からあんな映像を作る人達の頭の中はどうなっているんだろう。ありがとうございます。

好きになった頃から、私は榎木さんの声とお芝居に「聞き手がたくさんのことを書き込んでいける余白」を感じていて、その余白を考えるのがとても好きだ。言葉だけでなく、ブレスひとつにも感じて、胸を鷲掴みされる。生っぽさも、コミカルさも全部好きだ。あの作品のあれ!この作品のここ!と全てをうまく言語化することはできない。けれど、ただただ沢山の声を届けてくれてありがとうございますという気持ちで、これからも応援していきます。

 

終わり。