まだ歩いています。

絡まれやすいこと

変な人に絡まれやすいという話を最近したので、思い出して少し書いてみる。

昔から変な人に絡まれやすい。多分そういう顔なのだろうと思っているし特別大きなことに巻き込まれたことはないが、とにかくそうなのだ(?)友達と商店街を歩いていたら「ラジオの番組です。カエルの合唱を歌ってくれませんか?」と言われて断りきれず歌わされたことがある。あれが本当にラジオだったかは正直わからない。番組名も言われなかった。なぜカエルの歌。今でもわからない。怪しいインタビューもよくされた。友達にはお前と一緒に歩いていると絶対絡まれるといつも笑われた。

 

専門学生時代。最寄り駅までは行けたが学校に行く気力がなく、ぼーっと駅のベンチに座っていた時のこと。知らないおじちゃんが声をかけてきた。

「若者よ、夢はあるか?」

だれ?あまりに唐突なことでどう返事したかは覚えていないが、元気出せ。これでジュースでも買え。と言って200円をもらった。ありがたくジュースを買った。暗い顔をしていたからだろうか、優しさは嬉しかったが本当に誰?と思った。

 

やっくんが亡くなったあと、公開予定だった映画の上映会(兼お別れ会のようなもの)が行われた帰り、駅で迎えを待っていた時のこと。知らない男の人が近づいてきてこう言った。

「友達はいますか?」

気持ち的に参っていたので、その時は本当に腹が立った。だれ!?友達…いますけど…!?それもどう返事をしたかハッキリとは覚えていない。いますけど、って言ったんだろうか?そのあとすぐ迎えがきた。すごく普通の人だったがローテンションで話しかけられた。一体なんだったんだろうと今でも思っている。

 

池袋で友達と遊ぶ約束をし、待ち合わせ場所に向かっている時のこと。知らない男の人が声をかけてきた。

「天使と悪魔って、紙一重だよね」

なに?本当になに??第一声どういうこと???これは無視をした。渡ろうとしていた横断歩道の信号が赤になって一緒に待つことになってしまい、青になるまで紙一重のことを話し続けていたがガン無視した。昼間で良かったと思う。ただ何の勧誘だったんだ本当に???

 

この辺りから出かける時は何も聞いていなくてもイヤホンをするようになった。聞こえていないフリで無視することを覚えた😂どういうこと?という声かけで覚えているのはこんな所だが、なんとなく暗い顔をしていると絡まれやすいような気はしている。と、言いつつ、今年は推しの舞台を見た帰りに、ほくほく幸せ気分胸いっぱいで改札を通ろうとしたときに声をかけられた。

「すみません!道に迷った───わけじゃないんですけど、」

違うんかい。。。そのあとご飯に行きませんか?と言われた。今から新幹線乗るんだが!?!?これはいわゆるナンパというやつ。と、思わせて多分高い壺を買わされるやつだったのだと思う。結婚してます、と言ってもまた呼び止めてきたので無視して改札を通った。なんかすごく顔色の悪いおじさんだったのでこれは怖かった。壺ではなく⚫︎スリの方だったかもしれない。ただこの日は推しの舞台で、きらめきを拝んだ帰りだった。いつもはきらめきが出ることはないようなのだが、その日たまたまシャツをはだけさせる演出がいつもよりも激しく、奇跡的に拝めたのだった。変な人に絡まれたがきらめきの代償だったのだと思っている。ただ、駅ではいつも少し気を張っていた方がいいのかもしれない。みなさま色々お気をつけください。

終わり。